美術館

美術館

人類の文化遺産としての美術作品があります。絵画や彫刻など、今日では、質量ともに膨大な作品が、文化遺産として残され、蓄積されており、さらに発展して増大しています。

それは原始時代の人類が残した、言語や文字が発生した頃の素朴な、土や石に木の枝や棒切れで刻まれたサインや、古代文明の遺跡に残された装飾品等、古い時代から始まっています。
それに写真が実用化されていない時代に、肖像画を書く専門の技巧を持つ絵描きが登場したり、絵画や彫刻含めて美術は、人類社会に長く根を下ろして、発展するようになりました。

必ずしも、テクノロジーのように、技術開発や発展に価値の重きがあるとは限りません。原始人の絵にさえ、現代人の心を打つものもありえます。
美術は、芸術の中でも、その時代を映す鏡であり、その文化的な深さを測る尺度にもなりうるとも思えます。

美術館とは、そのような美術作品を中心とした文化遺産や現代の文化的所産を収集・保存・展示する施設です。
またそれらを、現在の社会に活かす目的で、美術文化に関する教育・普及・研究を行なう施設でもあります。

美術館の存在は、その国や地域の文化レベルを現すものとも見ることができます。
私たちは、身近で当たり前のものとなっており、ともすれば、なにかのイベントがある時のみ注目されるような、美術館という役割を見直してみてもいいのではないでしょうか?

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